先に注意。 この記事の数値はすべて「一般的な目安・概数」です。必要なたんぱく質量は、活動量・年齢・体格・体調によって変わります。特定の人に当てはめて断定するものではありません。持病(特に腎臓など)のある方、治療中の方、妊娠中の方は、たんぱく質の量について必ず医師・管理栄養士など専門家にご相談ください。

📌 この記事でわかること

  • 1日のたんぱく質の目安量(体重から考える考え方)
  • 1回の食事での目安と、3食に分ける理由
  • 『質』の話=良いたんぱく源と、頻度に気をつけたい源
  • 摂りすぎ・サプリの注意(基本は食事から、専門家への相談)
PFCバランスのイメージ図

なぜ減量中こそ、たんぱく質か

ダイエットというと「とにかく食べる量を減らす」イメージがありますが、減らしすぎには落とし穴があると言われています。極端に食事を減らすと、脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちやすいとされ、筋肉が減ると基礎代謝(じっとしていても使うエネルギー)が下がりやすくなる、と一般的に言われています。基礎代謝が下がると、同じ生活でも痩せにくく、戻りやすい体になりかねません。

そこで意識したいのがたんぱく質です。たんぱく質は筋肉や体をつくる材料になるので、減量中もしっかり確保しておくことが、筋肉と基礎代謝を「守る」ことにつながると考えられています。

もう一つ、たんぱく質は満腹感が比較的続きやすいとも言われています。あくまで一般論ですが、糖質や脂質だけの食事に比べて、たんぱく質を含めるとお腹が落ち着きやすく、間食や食べすぎを抑える助けになる、という考え方です。私の場合も、たんぱく質を毎食入れるようにしてから、空腹に振り回されることが減ったと感じています(あくまで私の体感です)。

1日にどれくらい?(目安)

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の推奨量を年齢・性別ごとに示し、生活習慣病予防の目標量は1日のエネルギーの13〜20%としています。減量中や運動をする人では多めに設定する考え方もありますが、全員に体重×1.6gが必要なわけではありません。まず公的基準と普段の食事を確認し、目的に応じて調整します。

具体例で見てみましょう。あくまで計算上の目安です。

体重1日の計算例(約1.0〜1.6g/kg)ひとこと
50kg約50〜80g/日活動量が少なめなら下寄りが目安
60kg約60〜95g/日減量中は中〜上を意識する考え方も
70kg約70〜110g/日運動する人は上寄りを目安に
80kg約80〜130g/日無理に上限を狙う必要はない

※表は減量・運動時によく使われる幅の計算例で、公的な一律推奨量ではありません。必要量は活動量・年齢・体格・体調で変わります。

💡 ざっくり把握でOK1gの単位まできっちり数える必要はありません。「だいたい自分はこのあたりが目安」と幅でつかんでおくと、毎日の食事で迷いにくくなります。数字に追われて続かなくなるより、ゆるく続けるほうが結果的に積み上がります。

1回の食事で何g?

次に「1回の食事」での考え方です。1日の必要量を複数の食事に分けると、食事ごとにたんぱく源を確保しやすくなります。1食20〜30gは分かりやすい例ですが、体格や1日の目標量で変わります。多く摂った分がすべて無駄になる、という意味ではありません。

たとえば1日90gを目安にするなら、朝・昼・夜でだいたい30gずつ、というイメージです。朝食を抜いたり、夜にまとめて食べたりすると、どうしても1食が重くなりがち。毎食にたんぱく質を少しずつ入れるほうが、満腹感も続きやすく、続けやすいと感じます。

私の場合は、朝はヨーグルトや卵、昼は魚や鶏肉、夜は豆腐や大豆製品、というように「毎食どこかでたんぱく質」を意識しています。完璧に30gぴったりにしようとせず、「だいたい手のひら1枚分くらい」をゆるい目安にしています。

『質』=良い源と、注意したい源

ここからは『質』の話です。同じたんぱく質でも、何から摂るかで一緒についてくるもの(脂質・塩分など)が変わります。減量中に意識したい良いたんぱく源と、その目安量を並べました。数値はすべて目安・概数で、商品や調理法で変わります。

食品たんぱく質の目安ひとこと
卵 1個約6g目安手軽で使いやすい。朝に入れやすい
鶏むね肉 100g(皮なし)約20g前後目安脂質ひかえめで量も摂りやすい定番
魚(鮭・さばなど)100g約18〜22g目安種類で脂の量は変わる。良い源
木綿豆腐 100g約7g前後目安植物性。夜に取り入れやすい
納豆 1パック(約45g)約7〜8g目安大豆製品。手軽な一品に
ギリシャヨーグルト 100g約9〜10g目安低脂質タイプを選ぶと組みやすい
牛乳 200ml約7g前後目安低脂肪タイプもある

※数値は一般的な目安・概数です。商品・部位・調理法によって変わります。正確な値は食品の栄養成分表示などでご確認ください。

ざっくり言うと、良い源は鶏むね肉・魚・卵・大豆製品(豆腐や納豆)・低脂質の乳製品あたり。たんぱく質が多めで、脂質をとりすぎにくいものが多いです。野菜が苦手な私でも、このあたりは取り入れやすいと感じています。

⚠️ 頻度に気をつけたい源加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン)や、脂の多い肉もたんぱく質を含みますが、たんぱく質と一緒に脂質や塩分も摂りがちです。だめというより「毎食・毎日が当たり前」になると積み上がりやすいので、頻度をほどほどにし、メインは鶏むね・魚・卵・大豆製品などに寄せるのがおすすめです。

摂りすぎ・サプリの注意

最後に大事な注意です。たんぱく質は大切ですが、たくさん摂れば摂るほど良い、というわけではありません。必要以上に摂っても余った分はそのまま筋肉になるわけではなく、エネルギーとしてカロリーに加算されます。減量中なら、ここも忘れたくないポイントです。

⚠️ 持病のある方は必ず専門家へとくに腎臓などに持病・不安がある方は、たんぱく質の量について必ず医師・管理栄養士など専門家にご相談ください。適切な量は人によって大きく異なります。この記事の数値はあくまで一般的な目安で、特定の方に当てはめて断定するものではありません。通院中の方、妊娠中の方も同様に、自己判断せず専門家に相談してください。

プロテインパウダーなどのサプリについては、基本は食事から摂るのが土台で、プロテインは“補助”という位置づけがおすすめです。忙しい朝や、どうしても食事で足りない時の「足し」として使うのは便利ですが、サプリだけに頼って食事がおろそかになると、本末転倒になりかねません。まずは毎食に良い源を一品、を意識するところからで十分だと思います。

モト・コンマトン

モト・コンマトングラム計算とか、正直しんどいよね…コンマトンもです(笑)。だから毎食「手のひら1枚ぶんのたんぱく質」くらいのザックリ目安でやってる!これでも十分続くし、気がラク。きっちりやって挫折するより、ゆるく続けるほうが勝ちだよ!

この記事のまとめ

  • たんぱく質は体の材料。筋肉維持には食事全体と運動も関わる
  • まずは厚生労働省の年齢・性別の基準と普段の食事を確認する
  • 1食20〜30gは一例。1日の必要量を複数回に分ける
  • 質は鶏むね・魚・卵・大豆・低脂質乳製品を軸に、加工肉は頻度ほどほど
  • 摂りすぎはNG・基本は食事から。持病等の方は専門家に相談
✍️
この記事を書いた人:モト・コンマトン
100kgからの減量を継続中。本人の体験と確認した資料をもとに執筆しています。プロフィール編集方針X(@100kg_gyakushu)

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

この記事は一般的な栄養の参考情報で、診断・治療ではありません。腎臓病などの持病がある方、治療中の方、妊娠・授乳中の方は医師・管理栄養士へご相談ください。