結論:食べ放題は「我慢する場所」ではなく「順番と数を決めて楽しむ場所」。最初の注文を決めておくだけで、満足感はそのまま、食べ過ぎだけを防げます。

食べ放題で太る本当の理由

食べ放題で食べ過ぎてしまうのは、意志が弱いからではありません。仕組みの問題です。

①「元を取りたい」気持ち、②時間制限の焦り、③次々運ばれてくるので満腹に気づくのが遅れる。この3つがそろうと、誰でも食べ過ぎます。さらに脂の多い部位・甘いタレ・締めの麺・ドリンクバーのジュースが重なると、カロリーは一気に積み上がります。

逆に言えば、「焦って注文する」状況をなくせば、食べ放題はかなり崩れにくくなります。

私のルール①:最初の注文を決めておく

私が席に着いて最初に頼むのは、だいたいこの組み合わせです。

先に頼む

スープ・サンチュ系・キムチ

温かいスープを先に入れると、焦りが消えます。満腹のサインは食べ始めてから出るまで時間がかかるので、最初にお腹のベースを作るのが効きます。

メインで回す

赤身系・ハラミ・タン・鶏

脂が少なめでたんぱく質が多い部位を中心にすると、量を楽しんでも脂質が積み上がりにくいです。たんぱく質は消化するだけでエネルギーをかなり使う(食事の熱として消費される割合が大きい)ことも研究で知られています(参考1)。

部位ごとのカロリーの目安は「焼肉の日に体重を崩しにくくする食べ方」に表でまとめてあります。

私のルール②:「なし」にしない。「数を決める」

カルビもホルモンも締めの麺もデザートも、禁止にはしません。禁止にすると、その日は守れても次に爆発するからです(100kgの頃の私です)。

代わりに、最初に数を決めます。「カルビは○皿まで」「締めかデザートはどちらか1つ」。数を決めると、不思議と1皿1皿をゆっくり味わうようになります。我慢ではなく、楽しみ方の変更です。

翌朝の体重はこうなる(私の実測)

これだけやっても、翌朝の体重はだいたい1kg前後増えます。でも慌てなくて大丈夫。その正体はほぼ水分と塩分で、いつも通りの食事に戻せば2〜3日、長いときでも1〜2週間で戻ります。1週間で戻らなくても、2週間でちょっとでも減っていれば◯です。仕組みは「一晩で1kg増は脂肪じゃない」で説明しています。

翌日に食事を抜くのだけはやめてください。夜に反動が来ます。これも経験済みです。

子連れ焼肉きんぐの現実(3児の父より)

子どもと行く焼肉には、もう1つの罠があります。「子どもの残したお肉」です。もったいない精神で残ったカルビを全部引き受けると、自分の注文ルールが静かに崩壊します。

わが家のルールは「食べられる分だけ頼む。頼んだら食べきる」。これは、しつけも兼ねて子どもたちに強めに伝えています。食べ放題は後からいくらでも追加できるので、最初にドンと頼む必要はないんです。食べ物を大切にする話とダイエットが、ここでは同じ方向を向いてくれます。

まとめ

焼肉きんぐは、ダイエット中でも行っていい場所です。①最初の注文を決めておく、②脂の多いものは数を決めて楽しむ、③翌朝の+1kgは水分なので慌てない。家族との焼肉を我慢しないことが、結局ダイエットを長続きさせてくれます。

※メニューや栄養成分は店舗・時期によって変わります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

参考にした研究・資料

  • 参考1:Westerterp(2004, Nutrition & Metabolism)— 食事誘発性熱産生のレビュー。たんぱく質は摂取エネルギーの約20〜30%が消化・吸収で消費され、糖質・脂質より大きい

※研究は対象者や条件によって結果が変わります。数字はあくまで目安として紹介しています。

この記事は一般的な情報と運営者個人の体験をまとめたものです。効果には個人差があります。持病がある方、治療中の方、妊娠中の方は医師など専門家に相談してください。